「戦」という字は「たたかい」「たたかう」という意味のほか、「風が吹いたりして、木の葉がそよそよと音を立てる」という意味の「そよぐ」という意味があり、「そよぐ」と読みます。また、「戦く」(おののく)とも読みます。「戦」には、「ふるえる」「振動する」の意味の、「顫」のあて字として使われたそうで、難しい字を簡単に同じ発音の漢字に書き換えることがあったからです。「顫動」(細かく動く)「顫筆」(手をふるわせて描くこと)など。ちなみに「そよかぜ」は「戦」の字を使わず「微風」と書きますが、 「風が木の葉を戦がす」とも書きます。
